機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

医学生の臨床能力向上(2018年01月号掲載)

医学生が行える医行為を公的・法的に位置付ける動きで、一般社団法人全国医学部長病院長会議(AJMC)の
提言に基づき、現在、厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」(遠藤久夫座長)で
検討している。背景には、医学部6 年次がほとんど医師国家試験対策に費やされ、臨床教育が手薄になって、卒前・
卒後の一貫した医学教育が損なわれている、という事情がある。
 AJMC の提言は、卒前・卒後のシームレスな医学教育を実現する観点から、 CBT、OSCE の共用試験を公
的なものにする、医学生の医療行為を法的に担保する、9餡隼邯海鯣緩榲に改める(2017 年10 月20 日
検討会、新井一AJMC 会長の説明資料)というもの。
 CBT(Computer Based Testing)とはコンピュータを利用した知識を問う筆記試験、OSCE(Objective
Structured Clinical Examination)とは客観的診療能力試験で、現在は全国80 の医学部・医科大学で臨床実
習前の進級判定に利用している。これらを公的な制度として、臨床実習を強化することに狙いがある。見直しの
時期は、次に臨床研修制度を改める2020 年度が直近のタイミングと見られている。