機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

地域連携クリティカルパス(2007年02月号掲載)

院内で作成しているクリティカルパス(クリニカルパス)を連携施設にまで拡大して、複数の施設にまたがる診療計画を共同で作成するもの。急性期のクリティカルパスと回復期クリティカルパスを合わせたものと考えればわかりやすい。2003年頃から施行され、学会で発表されるようになった。
 厚生労働省はその成果を取り入れて、2006年(平成18年)診療報酬改定時に「地域連携診療計画管理料」(1,500点)及び「地域連携診療計画退院時指導料」(1,500点)を新設した。前者は紹介する側の病院が、後者は紹介される側の病院が算定する。
 この管理料及び指導料を算定するためには、^貳棉賊,瞭院患者の平均在院日数が17日以内であること、退院先の保険医療機関を記載した地域連携診療計画を予め社会保険事務局長に届け出ていること、O携医療機関との間で定期的に診療情報の共有、地域連携計画の評価等を行う機会を設けていること、といった施設基準を満たさなければならない。
 現在の対象疾患は大腿骨頸部骨折のみ。厚労省は2008年度から実施される医療計画の中で、がん、脳卒中、急性心筋梗塞などの主要事業の地域連携体制の構築で、地域連携クリティカルパスを活用することを前提としており、同年4月に予定される診療報酬改定で対象疾患を大幅に拡大するものと考えられる。