機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

地域医療連携推進法人(2015年04月号掲載)

医療機関の経営効率を高めるために創設する非営利新型法人のこと。厚生労働省の「医療法人の事業展開等に
関する検討会」が報告書(2 月9 日)をまとめた。今国会に提出する医療法改正案に盛り込み、成立を期している。
 この構想は政府の産業競争力会議で議論を始め、2014 年6 月の日本再興戦略の中で「複数の医療法人や社会
福祉法人等を社員総会等を通じて統括し、一体的な経営を可能とする『非営利ホールディングカンパニー型法人制
度(仮)を創設する』と明記していた。
 新型法人の事業範囲は、地域医療構想の「構想区域内」を基本に都道府県知事が認可。「構想区域」は原則二
次医療としていることから、二次医療圏内での病院・診療所や介護老人保健施設を開設する複数の医療法人、そ
の他の非営利法人が新型法人に参加することになる。その他の非営利法人とは、介護事業その他地域包括ケアを
推進する非営利法人とされている。社会福祉法人は「現在検討中の制度改革との整合性を図る」としており、基本
的には参加できる仕組みになっている。
 新型法人は、地域包括ケアを推進する範囲内であれば、関連事業を行う株式会社に出資できる。つまりMS法人
(100%出資)の設立は認められる。新型法人はまた、地域関係者の意見を聞き、「連携推進方針」に反映させるため、
「地域連携推進協議会」を開くとされている。