機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

タスクシフト(タスクシフティング)(2019年09月号掲載)

 業務拡大と人手不足などにより、特定の職種の職務を他の職種に移すこと。普通、医師の業務とされているものを他の職種に移行させることを指す場合が多く、医師の働き方改革の必要性からその議論が一段と高まってきた。
 一例が、2010年に「チーム医療の推進に関する検討会」が、看護師の新資格として「特定看護師」の創設を提言したことである。看護師の業務は「療養上の世話または診療の補助」(保健師助産師看護師法)とされているのを、医師不足などを理由に、人工呼吸器の気管挿管や傷口の縫合などの医療行為を行える道を開いた。特定看護師の医療行為はあくまで「医師の指示」を前提としているが、特定看護師制度をさらに改めて、看護師独自の判断で医療行為ができる米国等の「ナースプラクティショナー」に準じた資格に進化させるべきだとの意見も出ている。
 厚生労働省はこの秋、タスクシフトの見直しをする予定で、すでに関係団体の意見聴取を終えている。