機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

フォーミュラリー(2021年12月号掲載)

有効性、安全性、経済性の観点から選択されるべき医薬品リストおよび使用指針。薬剤の適正使用と標準的な薬物治療の推進、経済性を踏まえた後発医薬品等の使用推進、医薬品費の適正化、患者負担金や保険者の負担軽減等が期待される。
 一般的な運用は、複数採用のある同種・同効医薬品、後発医薬品およびバイオシミラー(別名:バイオ後続品)の採用がある領域について、病院薬剤師等が医学的妥当性・経済性に関するエビデンスを収集・分析・評価して専門医と協議しながらフォーミュラリー案を作成し、薬事委員会等で承認される。同種・同効の新薬が発売されれば見直しが行われる。
 院内フォーミュラリーと地域フォーミュラリーがある。院内フォーミュラリー導入第1号は聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県)で、重症例や難治症例に有用な新薬を使用する環境維持と、既存治療薬がある薬剤の費用対効果を重視した。地域フォーミュラリーの事例としては、日本海ヘルスケアネット(山形県酒田地区)の病院機構・医師会・薬剤師会等が連携して作成・運用、地域での処方薬統一と薬局・卸の在庫管理負担軽減を果たした。推奨薬群70%を目標とする。