機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

地域連携拠点(ハブ)(2012年01月号掲載)

地域包括ケアシステムで医療と介護のコーディネート役を担う拠点のこと。昨年10月21日に開いた中医協と社会保障審議会・介護給付分科会の打ち合わせ会や11月9日の中医協総会で話題になった。
 中医協診療側委員が打ち合わせ会に提出した意見書「医療と介護の連携の議論に必要な視点」によると、「地域の医療や介護に携わる数多くの職種が協力して患者・利用者の情報を共有して、患者・利用者およびその家族と同じ目線で支え合うネットワークの連携システムが必要となる」そのためには「地域全体の医療と介護のコーディネート役を担う地域連携拠点(ハブ)を一定の圏域ごとに設立することが不可欠」としている。
 問題はその担い手に誰が、どの機関がなるか、ということである。自治体か、医療機関か、医師会か、その他の多様な担い手か。
 介護の領域にはケアマネジャーという調整役が存在するが、これは要介護者と個々の施設・事業所を結びつける役で、地域全体の介護や医療と介護を、結びつける機能は有しない。
 医療と介護を結ぶ調整機能は当然必要であろうし、また地域のハブというからには、情報の一元管理や機能の集約も必要であろうから、単一の拠点を作る必要も生じる。地域包括ケアシステムを実効あるものとするために、さらに議論を深める必要がある。