機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

トランスレーショナル・リサーチ(Translational Research)(2013年08月号掲載)

邦訳は「橋渡し研究」。あまたある基礎研究の知見を、診断・治療・予防の新技術につなげるためのヒト応用の試験研究を指す。または臨床試験の結果を日常診療につなぐ研究も意味する。
米国医学研究所(Institute of Medicine,IOM)が2003年に定義したことにより、医学研究の一分野として認識されるようになった。わが国では、文部科学省が2007年に「橋渡し研究支援推進プログラム」(5ヵ年計画)を策定、?橋渡し研究を支援する機関の充実強化、?人材の確保・登用・育成、?橋渡し研究に必要な研究費の確保を目的に、拠点施設の支援を始めた。現在では、新たな5ヵ年計画「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」として引き継がれている。
拠点施設は、北海道臨床開発機構(北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学)、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の7つ。脳梗塞患者に対する細胞療法、臨床膵島移植の開発、遺伝子組み換えウイルスを用いたがん治療開発、前立腺がん治療薬の医師主導治験などの研究を行っている。