機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

地域連携パス(2010年01月号掲載)

単一の施設だけでなく、急性期から慢性期(療養病床)・リハビリテーション施設への患者紹介で利用する共通のクリニカルパスのこと。医師会などが開発し、地域で共用するものもある。診療の一貫性、無駄の排除に役立ち、診療の効率、質の向上のツールとして利用されている。
 地域連携パスを評価するため、厚生労働省は2006年度の診療報酬改定で大腿骨頭部骨折を対象に、点数を新設、08年度改定で脳卒中にも対象を拡大した。「地域連携診療計画管理料」(900点)がそれで、入院後7日以内に患者の同意を得たうえで、患者ごとの診療計画を作成・説明し、患者・家族に文書を提供した場合に算定できる。
 対象疾患の拡大については、現在のところ「大腿骨頭部骨折と脳卒中以外では、地域連携パスによる2疾患と同等の有効性を示すエビデンスが現段階では得られていない」(厚生労働省)としている。
 地域連携パスは、調剤薬局や介護・福祉への拡大、さらにはディジーズ・マネジメントに応用することが、今後の研究課題とされている。