機関誌JAHMC 用語集

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。

【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

レセプトオンライン義務化(2009年04月号掲載)

診療報酬請求書を電算化してオンライン提出する制度。
 政府は2007年6月、「規制改革推進のための3ヵ年計画」を閣議決定し、2011年度以降に原則すべての医療機関・薬局のレセプトオンライン化を義務付けた。また「義務化において現状以上の例外規定を設けないこと」も明記した。
 レセプトオンライン化は段階的に行われており、400床以上の病院では既に義務化され、95.5%(2009年1月末)に達している。4月には、レセプト電算請求を行っている400床未満の病院とレセプトコンピュータを使用している薬局も、原則としてオンライン化が義務付けられることになっている。さらに2011年4月には医科・歯科・薬局も完全義務化するスケジュールが組まれている。
 ただし、レセプトコンピュータを使用しておらず、月平均請求件数が、100件以下の医科・薬局、50件以下の歯科の場合は、2011年4月から2年の範囲内で別に定める日に義務化する、という例外規定が設けられている。 
 このようにオンライン義務化が差し迫った事態に、医療機関は危機感を募らせており、1月には、神奈川県保険医協会を中心とする全国の医師らが「オンライン請求の義務化は違憲」として横浜地裁に訴訟を起こした。日本医師会や日本歯科医師会もオンライン義務化に反対しており、年度末の3月中にスケジュール変更や例外規定を拡大する可能性も出ている。