人事管理

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職能資格制度に基づく給与体系とする方法について教えてください

一般的な歯科医院の賃金制度は、 ボーナスや退職金を低く抑えるために基本給を低めに設定し、 調整手当などの名目で支給総額を世間並みに増やしていました。 例えば、基本給を14万円ぐらいにして、衛生士手当、受付手当、 歯科助手手当、調整手当、精励手当、特別手当など様々な手当をつけて、 20万円程度の給与にされているケースが多いようです。
歯科医院には、学卒間もない歯科衛生士や受付、 全く素人の歯科助手から10年選手のベテランまで、 さまざまな能力レベルの従業員が配置されています。 当然能力や知識には大きな差があります。ところが現場では、 新人がいきなりベテランと比較され、 学卒としては十分な知識と能力があっても厳しい評価をされるケースが多いのです。
そのため、「初級」「中級」「上級」と、 従業員の能力レベルに分けて賃金表を設定します。 「初級」は、学卒後2年程度のイメージ、「中級」は3年以上の実務経験を持ち、 現場で中心的な戦力となる従業員、「上級」は、豊富な実務経験を持ち、 現場で指導者として後輩を指導したり、高度で難易度の高い業務を担当できる従業員です。 主任として管理職の役割を担わせる場合もあります。
そのうえで、昇格と昇給、昇進を分けます。 中級1から中級2に昇格すると、賃金は1万円アップします。 昇格しない場合は、号俸の範囲で昇給します。 さらに主任など役職に昇進すると、役職手当が支給されます。 こうすることで、能力や努力に応じた賃金の評価が可能になります。 従業員の満足度もアップすると思います。

賃金表の例(単位:円)

等級 等級手当 号俸 職務手当 役職手当 皆勤手当
歯科衛生士 歯科助手 受付・事務
上級2 190,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 主任  
 10,000
10,000
上級1 180,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 主任  
 10,000
10,000
中級3 170,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 主任  
 10,000
10,000
中級2 160,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 副主任 
  5,000
10,000
中級1 150,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 副主任 
  5,000
10,000
初級2 140,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 10,000
初級1 130,000 1号~50号まで 30,000 10,000 20,000 1,000
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