人事管理
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自動車通勤の従業員の通勤手当の設定方法について教えてください
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通勤手当の非課税限度額については、下記表1のように定められています。
【表1】通勤距離 限度額/1ヶ月 2Km以上 10Km未満 4,100円 10Km以上 15Km未満 6,500円 15Km以上 25Km未満 11,300円 25Km以上 35Km未満 16,100円 35Km以上 20,900円 (平成24年10月現在)通勤距離が15km以上の人が、 電車やバスなどを利用して通勤しているとみなしたときの通勤定期券1か月当たりの金額が、 それぞれの限度額を超える場合には、その金額が限度額となります。 この場合に、利用できる交通機関が無いときは、 通勤距離に応じた鉄道の通勤定期券1か月当たりの金額で判定します。 ただし、10万円が限度です。
通勤手当の妥当な支給金額の目安は、
前提条件として
1.ガソリン1リットルあたり100円
2.1リットルあたり10kmの燃費
3.25日/月の出勤日数
とした場合、通勤距離1km(往復で2km)では1ヶ月間の通勤距離が50kmとなります。 ガソリン5リットルとなり500円の通勤手当になりますので、 常勤者は片道の通勤距離1kmにつき500円(1ヶ月分)、 非常勤の方は1日(1km)につき25円と設定します。 ガソリン代以外の車両経費は計算しません。
常勤者をお昼休みに自宅へ戻す場合や、 非課税通勤手当の金額とのバランスなどの条件を考慮して、 常勤者片道通勤距離1kmで1ヵ月1,000円とすると表2になります。 パートタイマーは出勤1回について50円になります。
あまり細かいと管理が難しくなるので、 次の表2くらいで定めることをお勧めします。【表2】通勤距離 通勤手当額 2Km以上 5Km未満 2,000円 5Km以上 10Km未満 4,000円 10Km以上 15Km未満 6,000円 15Km以上 20Km未満 8,000円 20Km以上 25Km未満 10,000円 従業員に通勤経路届を提出していただき、公平な運用をしましょう。 なお、2km未満は非課税通勤手当の枠がありませんのでご注意ください。 自動車通勤だけでなく、 自転車通勤の場合でも通勤手当を支給して公平を保ちましょう。