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用語解説 は行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

パフォーマンス(Performance)(2007年08月号掲載)

パフォーマンスという用語は、ものやサービスの産出や、プロセスやサービスから得られるアウトカムに関わるもので、目標、基準、過去の業績、他の組織に対する評価や比較を可能にする。パフォーマンスは財務あるいは非財務の用語で表現される。
 ボールドリッジ・ヘルスケア・クライテリア(規準)は4つのタイプのパフォーマンスを規定している。即ち(1)ヘルスケアのプロセスとアウトカム、(2)患者と他の顧客中心、(3)財務と市場、(4)運営である。
 「ヘルスケアのプロセスとアウトカム」は、患者と他の顧客にとって重要な医療提供の尺度や指標に関係するパフォーマンスを指す。

例:病院入院率の低下、死亡率や罹患率、身体機能改善、院内感染率、在院日数、患者が経験したエラーの水準。他に慢性期疾患の病院外治療の増加率、文化を配慮したケア、患者のコンプライアンスと忠誠なども含む。ヘルスケアにおけるパフォーマンスは組織レベルやDRGレベル、患者、他の顧客セグメントのレベルでも測定できる。

 「患者と他の顧客中心のパフォーマンス」は、患者と他の顧客の知覚、反応の尺度や指標に関するパフォーマンスを指す。

 例:患者のロイヤリティ、顧客維持、苦情や顧客調査結果。

 「財務と市場に関わるパフォーマンス」は、コスト、収益、市場でのポジションに関するパフォーマンスを指す。それには資産利用・拡大、市場シェアが含まれる。

例:投資利益率(ROI)、従業員生産性、債権格付け、債権・株価比率、資産利益率、営業利益、予算対パフォーマンス、内部留保額、手元現金日数、他の利益性・流動性尺度、市場シェアの拡大。

 「運営パフォーマンス」は効果、効率、説明責任の対応度や指標に関わる労働力、リーダーシップ、組織、倫理上のパフォーマンスを指す。

例:回転率、生産性、損耗削減、従業員定着率、労働のクロストレーニング率、認定結果、規則遵守、財務の説明責任、地域への参画、地域の健康への貢献。運営のパフォーマンスは部門・職場単位のレベル、主たる仕事のプロセスのレベル、組織レベルで測定できる。
(Baldrige National Quality Program : Healthcare Criteria for Performance Excellence による)

※本号ではSPECIAL REPORT(P6~11)のマルコム・ボールドリッジ賞に関連してリーダーシップ・システム、パフォーマンスの2語を取り上げる。あくまで米国の事情に合わせた解説であることを理解していただきたい。

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