メニューを格納
ホーム
医業経営コンサルタントについて
協会について
医業関係者の方へ
学会/研修/セミナー
機関誌JAHMC/書籍
アクセス
サイトマップ
よくあるご質問
会員ログイン
お問い合わせ

機関誌JAHMC/書籍

機関誌JAHMC/書籍

用語解説 は行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

ホスピス・緩和ケア病棟(2006年11月号掲載)

がんなどの疾病で死期が近づいている患者に積極的な治療を行わず、痛みを取ったり、苦痛や死の恐怖を和らげ、尊厳ある死を迎えさせるようにする終末期医療またはプログラム。
 英国の聖クリストファーホスピス(1967年)が始まりとされており、わが国では静岡県浜松市の聖隷三方原病院が開設したのが第1号。病院内の1病棟(別棟)、独自の施設、在宅プログラムなどのタイプがあるが、わが国では病院内の緩和ケア病棟で行われる例が多く、他方、米国などではプログラムを在宅で実施する例が多数を占めている。
 緩和ケアは本来、がんなどの終末期ばかりではなく、他の疾病、患者についても行われるが、わが国ではホスピスケアとほとんど同じ意味で使われている。
 日本ホスピス緩和ケア協会によると、緩和ケア病棟のある医療機関は9月時点で160施設。同協会が今年2~3月、会員を対象にした調査(昨年4月時点の会員143設対象、回答105施設)では、チームが多職種で構成されているかとの問いに「8割程度」が63%、「適切さに欠ける」は21%に上った。また、在宅患者に対するケアの提供については49%が「適切さに欠ける」とし、「適切」と答えたのは25%にとどまった。在宅ホスピスの体制はいまだ整わず、ということである。
 厚生労働省は1990年4月の診療報酬改定時に、末期がん患者に保険を適用する「緩和ケア病棟」を新設した。現在の点数は1日につき3780点(3万7,800円)。

このページのトップへ