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用語解説 ま行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

マグネット・ホスピタル(マグネット限定プログラム)(2006年10月号掲載)

質の高い看護サービスを提供している病院を認定するプログラム。米国看護協会(ANA)の関連組織、米国看護師認定センター(ANCC)が1993年に創設、現在100余の病院が認定されている。マグネットは磁石のことであり、看護職員や患者を磁石のように引き付ける魅力的な病院という意味で、認定された病院はマグネット・ホスピタルと呼ばれている。
 「マグネット・ホスピタル」という考え方は、1980年代の厳しい看護師不足に見舞われていた時期に、看護師募集・定着に成功している病院の人的資源利用と組織特性を明らかにすることから始まった。成功の要因は、主として次のような点にあったという。
・参加型・支援型の管理方式
・心構えが十分で有能な看護管理職
・柔軟な勤務スケジュール
・臨床現場でのキャリアアップの機会
・院内継続教育の実施
 マグネット認定プログラムは、こうした事情を背景にして、最善の看護を提供し、プロフェッショナルな看護の伝統を守っている病院を認定するためANCCによって開発された。同プログラムはまた成功する看護の進め方と看護システムの戦略を普及させる目的をもっている。
 このプログラムはANAの「看護経営の範囲と基準」(Scope and Standards for Nurse Administration, 2003)で定義した質の指標と看護の標準に基づいている。
 患者ケアの質と看護のすばらしさを認定するものであることから、この認定プログラムは患者に対し、自分たちが受けられるケアの質を測るベンチマークとなり、その自然の結果として、看護職の名誉と水準を高めることにも寄与している。

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