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用語解説 ま行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

メディカルスクール(2008年10月号掲載)

米国やカナダの医学教育に習いて、大学既卒者を対象に4年制の教育で臨床医を養成しようというプログラム。4年制大学を卒業後に医学部3年に編入する、いわゆる学士入学とは異なり、医科大学(医学部)ではなく、地域の中核病院を基盤にして臨床志向の強い医師を養成することに狙いがある。
 日本病院会など四病院団体協議会の「メディカルスクール検討委員会」がまとめた報告書案によると、メディカルスクールは、生物学などの所定の必須科目を履修した4年制大学の卒業者に受験資格を与え、入学後は米国で一般的に使用されているカリキュラムに準じて基礎から臨床までの医学を修得させる。臨床教育は卒後教育を担当する病院の臨床医が受け持ち、基礎教育は大学教授らに依頼する。当面は全国でなく、一部地域で実験的に導入することとしている。
 メディカルスクールの利点は、①修業年限が6年制医学教育より短いこと、②4年制大学を卒業して社会経験を有する者を対象としており、視野の広い医師養成が期待できること、③地元中核病院で教育するため、医師の地元定着が期待できる??など、現在の医師不足、医師偏在の解消に寄与することができることとしている。
 四病協は10月上旬に報告書をまとめ、厚生労働大臣や文部科学大臣に提出する。
 メディカルスクール構想に関しては、一方、東京都のメディカルスクール有識者検討会で、「メディカルスクールは概念が曖昧である」、「医師不足だからメディカルスクールを、というのではなく、もう少し広い視野から考えるべきだ」という意見も出ており、まずは実現に向けての課題を洗い出してみる必要があるとみられる。

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