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用語解説 さ行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン(2018年06月号掲載)

諸外国のACP(アドバンス・ケア・プランニング)の概念を踏まえた新たなガイドライン。2006 年3 月に富山県射水市で起きた人工呼吸器取り外し事件をきっかけに策定した「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」を2012 年に名称変更、2018 年3 月に改訂版を公表した。名称を「終末期医療」から「人生の
最終段階における医療」に変更することにより、在宅医療や施設ケアまで終末期のプロセスを拡大した。

ACP は人生の最終段階の医療ケアについて、本人や家族、友人や医療ケアチームと事前に繰り返し話し合うプロセスで、欧米で普及している概念である。

ガイドラインの改訂版は、①人生の最終段階における医療・ケアのあり方、②人生の最終段階における医療・ケアの方針の決定手続き、の2 部と、ガイドラインの解説編から成る。改定に際して、次のような文言変更や解釈の追加を行った。

1)本人の意思は変化し得るものであり、医療・ケアの方針についての話し合いは繰り返すことが重要であることを強調すること。
2)本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、その場合に本人の意思を推定しうる者となる家族等の信頼できる者も含めて、事前に繰り返し話し合っておくことが重要であること。
3)病院だけでなく介護施設・在宅の現場も想定したガイドラインとなるよう、配慮すること。

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