メニューを格納
ホーム
医業経営コンサルタントについて
協会について
医業関係者の方へ
学会/研修/セミナー
機関誌JAHMC/書籍
アクセス
サイトマップ
よくあるご質問
会員ログイン
お問い合わせ

機関誌JAHMC/書籍

機関誌JAHMC/書籍

用語解説 か行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

公立・公的病院等の再編統合(2019年11月号掲載)

 厚生労働省は9月26日の「地域医療構想に関するワーキンググループ」で、2017年度の病床機能報告に基づき「高度急性期」「急性期」の病床を持つ1,455の公立・公的等病院の診療実績を分析し、再編統合などの再検証を要請すると判定した病院名を公表した。公立257、公的167(民間の地域医療支援病院17を含む)の424病院で、これらの病院は再検証を行い、再編統合を行わない場合は2020年3月までに、再編統合する場合は2020年9月末までに結論を得ることが求められる。
 再検証要請の該当基準は、①9領域(がん、心疾患、脳卒中、救急、小児、周産期、災害、へき地、研修・派遣機能)すべてで特に診療実績が少ない、②6領域(がん、心疾患、脳卒中、救急、小児、周産期)で診療実績が類似かつ病院間が近接、のいずれかに該当する病院。
 ①の「特に診療実績が少ない」との判定基準は、339の構想区域を人口規模別に5つに区分した上で、各人口区分で診療実績が下位33.3パーセンタイル値に該当する病院。②の診療実績が「類似」の判定基準は、同一構想区域内に一定以上の診療実績がある病院が2以上ある場合で、診療実績(累積占有率)50%を基準に上位グループと下位グループに分類し、上位グループで最低位の病院の実績と下位グループで最高位の病院の実績を比較し、明らかな差があれば「集約型」として下位グループの病院は類似に該当。差が1.5倍以内の場合は「横並び型」として、下位グループの病院と上位グループのうち1.5倍以内の病院は類似に該当とした。「近接」の基準は、自動車での移動時間が20分以内。
 再検証の対象として病院名が公表されると、医師・看護師の離職につながるとの危機感も一部に出ている。

このページのトップへ