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用語解説 か行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

県立大野病院事例(2008年10月号掲載)

福島県立大野病院で、2001年12月17日、前置胎盤に癒着胎盤を合併した妊婦(当時29歳)を帝王切開に伴う出血性ショックで死亡させた事件。執刀医が業務上過失致死罪と医師法21条に定めた異状死届出を怠った医師法違反で起訴されたことから、学会、医師会が重大視していた。
 検察側は、手術中に癒着胎盤であると気づいた時点で直ちに胎盤はく離を中止し、子宮摘出等に移行することが医学的準則にあり、はく離を続けた執刀医には過失があったと主張、異状死を警察に届け出なかったことも医師法21条に違反すると、「禁固1年、罰金10万円」を求刑した。
 福島地方裁判所は8月20日、この起訴に対し、無罪判決を言い渡した。起訴を正当な医療行為に対する不当介入としてきた日本医師会や日本産婦人科学会は、こぞって検察側に控訴しないよう主張、福島地検は8月29日、控訴を断念すると発表した。

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