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用語解説 A-Z

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

DMAT(2011年07月号掲載)

2001年厚生科学特別研究「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究報告書」によると、DMATとは「災害急性期に活動できる機能性をもった、トレーニングを受けた医療チーム」の意。災害派遣医療チームDisaster Medical Assistance Team の頭文字をとってDMAT。
 DMATは医師、看護師、業務調整員(医師、看護師以外の医療職および事務職員)で構成、大規模災害や多傷病者が発生した事故現場に、おおむね48時間以内の急性期に活動できる機能性をもった、専門的な訓練を受けた医療チームである。
 1995年1月17日、マグニチュード7.2の地震が阪神・淡路地区を襲った。この阪神・淡路大震災では、初期医療体制の遅れから、平時の救急医療レベルの医療が提供されず、避けられた災害死が500人存在した可能性があると後に報告された。この教訓から各行政機関、消防、自衛隊の連携による救助活動に並行して、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになった。冒頭の報告書はその研究成果をまとめたものであり、「一人でも多くの命を助けよう」を合言葉にしている。
 日本DMATは2005年4月、厚生労働省の呼び掛けで発足、東京都立川市に事務局を置く。チームの研修は独立行政法人国立病院機構災害医療センターで開始し、2006年9月から西日本の拠点である兵庫県災害医療センターでも実施している。 DMATは次のような機能・任務を担っている。
・被災地域内での医療情報収集と伝達
・被災地内でのトリアージ、応急治療、搬送
・被災地域内の医療機関、とくに災害拠点病院の支援・強化
・広域搬送拠点医療施設(Staging Care Unit)における医療支援
・広域航空搬送におけるヘリコプターや固定翼機への搭乗医療チーム
・災害現場でのメディカルコントロール

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