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用語解説 A-Z

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

EHR(Electronic Health Record)(2009年09月号掲載)

患者の医療・健康情報をIT(情報技術)を駆使してインターネット上で引き出し活用する仕組み。病医院の電子カルテや画像診断情報を、患者本人が自身の健康管理に利用したり、他の医療機関に提示することによって、効果的な治療や医療過誤の防止に役立てることができる。
 わが国では政府のIT戦略本部や厚生労働省などが、2011年度の「社会保障カード」の導入と同時に立ち上げることを目標に、具体策を検討している。
 米国ではブッシュ政権下のCCHIT(Certification Commission on Health Information Technology:医療技術認可委員会)で進めてきた事業を、オバマ政権が引き継ぎ、2010~2013年度の4年間に約2,100万ドルを投じて、完全実用化する計画が進行中。
 連邦政府の全米調整官室(Office of the National Coordinator)のもとに、HIT政策委員とHIT標準委員会を設置、さらにそれぞれの委員会に各3つの小委員会を設けて、薬剤、診断、アレルギー、救急対応など38種の尺度の標準を設定する作業を進めている。実際の作業は複数の専門機関に委託しており、NIST(国立標準・技術研究所)が最終テストをして標準を定める。
 最初の目標として、2011年までに患者や家族が次のようなサービスが受けられることとしている。
・患者に希望に応じて臨床情報を紙媒体やEメールなどの通信手段により提供する。
・個々の患者に対応した教材を提供。
・受診ごとに臨床サマリーを提供する。
 これらのサービスは、カルテ等の臨床記録のオーナーは医師ではなく患者であるとの考えのもとに提供される。

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