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用語解説 A-Z

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

PFI(2009年03月号掲載)

Private Finance Initiativeの略。公共事業等の設計、建設、維持管理、および運営に民間の資金や経営ノウハウを活用することにより、公共サービスをより効率的に提供する手法。1980年代の英国サッチャー政権下で始まり、わが国では1999年(平成11年)9月の「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が制度化された。
 病院はPFI法第2条3により適格性事業として定められている。病院PFIはこれまでに高知医療センター、近江八幡市立総合医療センター(以上第一世代)、東京都多摩広域基幹病院(仮称)、および小児総合医療センター(仮称)、東京都がん・感染症医療センター(仮称)(以上第二世代)、愛媛県立中央病院、神戸市立中央病院、筑波大学付属病院の8病院。精神医療の分野で島根県立こころの医療センター、大阪府精神医療センター、東京都精神医療センターの合計11事業が実施、または実施方針を公表している。
 PFI事業者(SPC)が提供するサービスは、①民間資金を活用した施設・設備の整備、②契約期間中の施設・設備の維持管理、③病院運営にかかわる支援サービスであり、診療行為にかかわる業務は受託できない。
 PFI事業に参加を希望する民間企業は、通常、複数の異業種企業とコンソーシアムを組み、各企業が出資して特別目的会社(SPC)を設立、SPCが委託側と契約する形をとる(図参照)。
 なお、前記の病院PFI事業のうち近江八幡市立総合医療センターは2009年PFI契約を解除し、市の直営病院となる。

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